6月30日(月)
取り置きの本を受け取りに瀾書店に。店主さんに最近入ったZINEなどを紹介してもらい、2冊追加で購入。書店を通じた横のつながりがじわじわと拡大中。リアル書店だからこその緩やかなつながりを大事にしたい。
6月29日(日)
姪に久しぶりに会う。娘にとっては特別なお姉さん。姪にとっても妹みたいな存在のよう。お姉さんのいる同級生をいつも羨ましがる娘は、ここぞとばかりに妹ムーブを発動する。二人が手を繋いで歩く姿をこっそり撮る。
6月28日(土)
鱧を堪能する夜。前に来たのがまだ娘がお腹にいたときだったから、じつに4年ぶりの鱧。めちゃくちゃ美味しい。京都限定の日本酒も最高。梅雨時期の(関西はもう明けたが)この季節だけの食材というのが特別で贅沢だ。
6月27日(金)
夕方の新幹線で帰省するために、昼すぎに保育園にお迎えに。「早めのお迎え」が娘にとっては嬉しいらしく、大興奮。その代わりに、「わたしのママは?」と悲しむオトモダチがいて、かわいそうなことをしてしまった。
6月26日(木)
一日の前半はノンフィクション、後半はフィクションを翻訳する。どちらも好きだけど、ノンフィクションの中に小説風のストーリーや会話が出てくると嬉しくなるから、フィクションが好きなのかな。固有性が感じられて。
6月25日(水)
『彼女の「正しい」名前とは何か 第三世界フェミニズムの思想』を読んでいる。「『書く』ことによって他者を表象するということは支配の一形態である」(p.62)書くことさえ剥奪される人たちが、今このときもいる。
6月24日(火)
エアコンの修理に来てもらった。5年保証が切れるタイミングだったけど、今回の件で1年延長されるそう。少し得した気分。だけどこんなにサービスを良くして日本のメーカーはやっていけるのだろうかと少し心配になる。
6月23日(月)
午後3時を過ぎるとだれやすいのだけど、3時以降に楽しみをとっておくと最後まで集中が途切れない。今は持ち込み用小説の試訳作り。合間に関連書籍を読み、小説とのつながりに気づき、本から視線をあげて感動に浸る。
6月22日(日)
プレイエリアは小さな社会。思いっきり遊ぶ子、順番を守る子。小さな妹を見守るお兄ちゃん。順番抜かしをされても言い返せない子。オトモダチにあーそーぼ、と言いたいのに言い出せない子。あ、ジャンプできたね。
6月21日(土)
午前中に娘を連れて図書館へ。絵本・児童書エリアは大混雑。みな暑さを逃れてきているのかな。育児に「絵本読み」という項目があってよかったとつくづく思う。娘のために本を読むことが、自分の糧にもなっている。
6月20日(金)
勉強用ノートを使い切った。愛用しているのは100均で売ってるA5の5ミリ方眼ノート。英語を書くのにも、アラビア語を書くのにも、この5ミリ方眼がちょうどいいのだ。だが暑くて、買いに行く気にはなれなかった。
6月19日(木)
持ち込み用の小説の試訳を作っている。二度通読しているけど、訳すとなると辞書を引きながら唸ることになる。読んだときの印象そのままに文章をアウトプットするために、じっくり練ろう。最近の朝活の楽しみだ。
6月18日(水)
昔から口頭で自分の考えを伝えることが苦手(書いて文字にしないとまとめられない)なのだが、フリーランスになって人付き合いがぐっと減り、喋りの下手さに拍車がかかった気がする。咄嗟に意見を言えなくなった。
6月17日(火)
月に一度の翻訳授業の日。(今回も)厳しい添削とコメントをいただく。落ち込みはするのだけど、自分に足りないものが明確になる、貴重な機会だと捉える。伸びしろしかない!課題への取り組み方、姿勢を変えなければ。
6月16日(月)
「物語を書くことの目的の一つは、『名もない』と一括される人々の名を固有名詞にして呼びもどし、かれらの声を回復することにある」(藤本和子『リチャード・ブローティガン』より)。名もなき声に耳をすませたい。
6月15日(日)
梅雨時に貴重な週末の晴れ間。公園の池で鯉や亀、メダカを飽きることなく観察する。こんな日常が当たり前ではない世界がある。怒りの連鎖はたやすく増幅する。日常が日常でなくなったとき、理性を保っていられるだろうか。
6月14日(土)
北アフリカを陸路で移動しガザへの支援物資を輸送するキャラバンに、エジプト政府が通行許可を拒否したというニュースを聞き、がっかり。そしてイスラエルはイランとガザを攻撃する。体制はいつも人の心を踏み躙る。
6月13日(金)
月に一度の翻訳課題の最後の仕上げ。最近は英文も日本語訳も、パソコンに読み上げさせて確認している。contactとcontractを見間違えて変な訳をしてから、英語の読み上げを確実に組み込むようになった。
6月12日(木)
急遽、保育園を休んで自宅保育となる。こういうときのためにフリーランスになったんだと言い聞かせる。今日やろうと思っていた課題も仕事も、一旦忘れる。幸い天気がよかったから、少し遠くまで出かけて体を動かした。
6月11日(水)
子どもができてから、絵本を読まない日はない。子どもならではの話し方、絵本特有の語彙ってあると思う。(別の子を刺して使う)「おともだち」って大人になると使わないし、「だいとくい」は絵本でしか見ない。
6月10日(火)
夜、ワンオペじゃなかった。それだけで心の安寧だし、そのせいかわからないけど、とても久しぶりに夜中一度も起きることなく朝まで眠れた。世の会社のお偉いさん、未就学児がいる社員は定時上がりを義務化してくれ。
6月9日(月)
砂漠の村では、食後にお茶を飲むのがお決まりだった。やかんで直接茶葉を煮出し、最後にミントを入れる。砂糖が入ったグラスに注ぐ。ただそれだけなのに、砂漠の民が作るおいしさはいつまでたっても真似できなかった。
6月8日(日)
パンとコーヒーと本のマルシェに。外のベンチでパンとアイスコーヒーを片手に一息つくのが心地いい。時折、娘のダンゴムシ探しにもつきあう。お目当てのZINEも購入できた。大切な人のことを思い出すZINEだった。
6月7日(土)
BOOKSHOP TRAVELLERで『随風』のトークイベントに参加した。イベント後、宮崎さんにZINEをお渡しする。エッセイはこれでいいんだと背中を押してもらったのが「仮固定」という宮崎さんの言葉だった。
6月6日(金)
受信トレイの文字の隣に「(1)」がついてるかどうかばかりを気にして一日が過ぎた。最近やった翻訳課題と同じだ。臆病で自信のないアラフォー作家の主人公は、音沙汰のない編集者からのメールを30分おきに確認する。
6月5日(木)
今訳してる本に、苦手な分野が出てきた。翻訳が全然進まない。検索してもピンとこない。今まで避けてきたけど、いよいよ正面きって勉強するときか。現実逃避の先はシノプシス作成だ。こちらはページがさくさく進む。
6月4日(水)
自宅からわりと近くに、カフェができていたことを知る。席数が多く、混雑しておらず、電源あり。作業にもってこいの場所だ。翻訳講座後に直行し、遅めのランチとコーヒーを頼み、作業するルーティンが新たに加わった。
6月3日(火)
週一回の翻訳講座では1900年代前半ぐらいの文学作品を扱うことが多い。文学オンチの私はその課題文がいつも初見なのだけど、英米文学の扉を開いてくれるこの講座はありがたい。今はリチャード・ブローティガン。
6月2日(月)
注文していた本が届く。もう家に本は溢れていて、新しい本棚を買おうとネットをみてはコレと思えるものがなく、じゃあもう読まない本は手放そう、というサイクルをずっと繰り返している。立派な本棚はいつまでも来ない。
6月1日(日)
娘を連れて図書館へ。お気に入りはノンタンの絵本とアンパンマンの紙芝居。ノンタンは私が小さいとき家にあったから、記憶の扉がバンバン開かれる。ノンタンが食べるノンタン型のパンケーキやクッキーが好きだった。